新規上場暗号資産の取引開始制限とは？

市場操作を防止し、トレーダーの利益を守るため、BingX現物は新規に上場した暗号資産について、以下の取引保護メカニズム(取引開始制限)を導入します。

指値注文、利確/損切り注文、トリガー注文：新しい現物取引ペアの取引が開始する(少なくとも)5分前以内に、購入/売却注文価格は始値の(少なくとも)5倍を超えることはできません。時間と価格の制限は、上場している暗号資産の全体的な状況や市場のボラティリティに基づいてリアルタイムで調整されます。

成行注文：取引開始制限は、注文毎の約定価格に対して課されます。概算約定価格とBBO価格の乖離が指定された比率より大きい場合、成行注文は一部のみ実行されます。許容価格帯を超える価格で約定される部分はキャンセルされます。

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新規上場暗号資産の取引開始制限は5分間、成行注文の約定価格とBBO価格の差を10%以内に制限し、始値は1 USDTと仮定します。

• ユーザーAが100,000 USDT相当の新規上場暗号資産を購入する成行注文を発注します。許容範囲内の最高約定価格は1 × (1+10%) = 1.1、約定価格範囲は1~1.1です。
• ユーザーAが0.900,000 USDT相当の新規上場暗号資産を売却する成行注文を発注する場合、許容範囲内の最高約定価格は1 × (1-10%) = 0.9、約定価格範囲は0.9~1です。

前述の範囲に収まる価格で60,000 USDT相当の新規上場した暗号資産を取引した場合、残りの40,000 USDT相当の新規上場暗号資産は範囲外(10%を超える)になるため、キャンセルされます。

新規上場暗号資産の実際の状況については、「取引開始制限」をご参照ください。

よくある質問：

1. 指値注文の最大注文価格と最小注文価格はどのように計算されますか？
   • 最大注文価格 = 市場始値 × 最大倍率
   • 最小注文価格 = 市場始値 / 最大倍率
   • 例：ある暗号資産の市場始値が$1、許容される最大倍率が5の場合、最大注文価格は$5(= $1 × 5)となり、最小注文価格は$0.2(= $1 / 5)となります。
2. テイカー注文とは？
   • 通常、テイカー注文は市場価格機能を使用して約定しています。 また、指値注文の中には、ユーザーが設定したトリガー価格が市場価格より低い場合、市場価格で執行されるものもあります。その場合の取引手数料もテイカー手数料として計算されます。 
3. テイカー注文の価格帯はどのように計算されますか？
   • 1注文の最大購入価格 = ベストオファー × (1 + 約定率)
   • 1注文の最小売却価格 = ベストビッド × (1 - 約定率)
     • 「約定率」とは、注文が約定された割合を指します。例えば、1BTCの注文のうち0.6BTCが約定された場合、約定率は60%となります。
   • 例：あるトークンのベストビッドは$0.5、ベストオファーは$0.6で、最大約定率は10%と仮定します。最大購入価格は$0.6 × (1 + 10%) = $0.66、最小売却価格は$0.5 × (1 - 10%) = $0.45となります。
   • 計算された価格が2つの価格の間にある場合、低い方が最高価格とされます。